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猫とワタシ

おと と おと と

~ピアニスト朴令鈴*音音(おとね)工房~

この記事のみを表示するヴォルフのイタリア歌曲集 その27

リート:ヴォルフ

Hugo Wolf フーゴ・ヴォルフ
Italienisches Liederbuch イタリア歌曲集
Paul Heyse パウル・ハイゼ(独訳)

ⅩⅩⅦ
Schon streckt' ich aus im Bett die müden Glieder,
 

僕はもうベッドに入って疲れた手足を伸ばしていた
Da tritt dein Bildnis vor mich hin, du Traute. 
そしたら愛しい君よ、お前の姿が目の前に浮かんだんだ
Gleich spring ich auf, fahr' in die Schuhe wieder 
直ちに起き上がって、また靴を履き
Und wandre durch die Stadt mit meiner Laute. 
リュートを持って街へとくりだした
Ich sing' und spiele, daß die Straße schallt; 
僕は歌って奏でた、それは通りに鳴り響く
So manche lauscht - vorüber bin ich bald. 
たくさんの人が耳を傾けたけど、僕はさっさと通り過ぎる
So manches Mädchen hat mein Lied gerührt, 
それはそれは大勢の女の子が僕の歌に心動かされてたけど
Indes der Wind schon Sang und Klang entführt. 
風がとっくに、歌と調べを連れ去ってしまった


一味ちがうセレナード 前奏がぐったりしてるからつまんない曲が始まった~と思いきや、途中からとっても素敵なメロディーが出てきます。後奏は風にかき消されるリュートの音が表現されています。

(1曲目) Schon streckt' ich aus im Bett die müden Glieder,
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