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猫とワタシ

おと と おと と

~ピアニスト朴令鈴*音音(おとね)工房~

この記事のみを表示する愛の歌 Liebeslied

リート:シューマン

Robert Schumann ロベルト・シューマン
Liebeslied  愛の歌  Op.51-5
Marianne von Willemer ヴィレマー


Dir zu eröffnen
mein Herz verlangt mich;

あなたに打ち明けたいと
私の心は求めています
Hört' ich von deinem,
darnach verlangt mich;

それにあなたの望みも
私は聞きたいのです
Wie blickt so traurig
die Welt mich an!

なんて悲し気に
世の中は私をみつめるのでしょう

In meinem Sinne
wohnet mein Freund nur,

私の心の中には
ただ恋人だけが住んでいます
Und sonsten keiner
und keine Feindesspur.

他には誰もいない
敵の影もない
Wie Sonnenaufgang
ward mir ein Vorsatz!

陽が昇るように
一つの決意が沸いたのです

Mein Leben will ich
nur zum Geschäfte

私の人生を
ただ捧げるとしましょう
Von seiner Liebe
von heut an machen.

彼の愛に
今日この日から
Ich denke seiner,
mir blutet das Herz.

私は彼を想うと
心が血を流すのです

Kraft hab' ich keine
als ihn zu lieben,

私に力はありません
彼を愛することに於いて
So recht im Stillen.
密かなるうちが正しいのです
Was soll das werden!
何を成すというのでしょう
Will ihn umarmen
und kann es nicht.

彼を抱きしめたい
でもそれはできないのです



ゲーテの「東西詩集」から。この詩は恐らくお相手のヴィレマー夫人が書いたもの。
いくつか日本語訳や英訳を参考にしてみましたが、どうもわからない箇所がありましたが、思い切って自分なりの訳を書いてみました。


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この記事のみを表示するミューズの子 Der Musensohn

リート:シューベルト

Franz Schubert シューベルト
Der Musensohn  ミューズの子 Op.92-1 D 764
Johann Wolfgang von Goethe ゲーテ

Durch Feld und Wald zu schweifen,

野や森をさすらい
Mein Liedchen wegzupfeifen,
我が歌は高く鳴り響き
So gehts von Ort zu Ort!
そこかしこを越えてゆく!
Und nach dem Takte reget,
リズムに合わせ刻み
Und nach dem Maß beweget
拍子に合わせて揺れ動く
Sich alles an mir fort.
私のまわりから全てのものが

Ich kann sie kaum erwarten,
私は待ちきれない
Die erste Blum im Garten,
庭に咲く初花を
Die erste Blüt am Baum.
樹に芽吹く初花を
Sie grüßen meine Lieder,
花々は我が歌に挨拶をくれる
Und kommt der Winter wieder,
そしてまた冬がやって来るが
Sing ich noch jenen Traum.
私はなお花々の夢を歌うのだ

Ich sing ihn in der Weite,
私はその夢を遠くに歌う
Auf Eises Läng und Breite,
長く幅広い氷の上
Da blüht der Winter schön!
そこには冬が美しく花開く
Auch diese Blüte schwindet,
その花々もしぼんでしまった
Und neue Freude findet
しかし新しい喜びを見つけた
Sich auf bebauten Höhn.
耕された丘の上に

Denn wie ich bei der Linde
私が菩提樹のそばで
Das junge Völkchen finde,
若者たちを見つけたならば
Sogleich erreg ich sie.
すぐさま彼らを奮い立たせる
Der stumpfe Bursche bläht sich,
間抜けな若者は威を張り
Das steife Mädchen dreht sich
頑なな少女も振り返る
Nach meiner Melodie.
ぼくのメロディーにつられて

Ihr gebt den Sohlen Flügel
あなた方はこの踵に羽を与え
Und treibt durch Tal und Hügel
Den Liebling weit von Haus.

この寵児を宮から遠く
谷や丘に駆りたてる
Ihr lieben holden Musen,
親愛なるミューズたちよ
Wann ruh ich ihr am Busen
Auch endlich wieder aus?

一体いつになったらまた
その胸に休めるのだ?


かなり訳すの難しかったです(泣)

明日となりました。
詳しくはこちら(チケット販売も)↓↓↓↓
独演コンサート 小林由佳

白シャツの二人です♪
独演



この記事のみを表示するゲーテのリートでコンサート

演奏会

以前「おと と おと と」で、「拝啓、ゲーテ様」というコンサートを行いました。
シューマンの「ヴィルヘルム・マイスター」と、後半は色々な作曲によるゲーテ歌曲を、その作曲家がゲーテに宛てた手紙、というのを創作してちょっと笑いも交えてお送りしました。
拝啓ゲーテ様

そして久しぶりにゲーテばかりを集めたリサイタルの伴奏をします。
お相手は、スラリとお美しいメゾ・ソプラノの小林由佳さん。
二期会や新国立劇場のオペラ公演で大活躍の小林さん、私がゲーテというと歌曲しか思いつかないのですが、そこはさすが小林さん、前半はドイツ歌曲、後半はゲーテ作品を題材にしたオペラからアリアをお届けします。
聴きごたえ、弾きごたえのある曲ばかり、とても楽しみです♪
ぜひお出かけください!

詳しくはこちら(チケット販売も)↓↓↓↓
独演コンサート 小林由佳

白シャツの二人です♪
独演


<プログラム>
【第1部】
モーツァルト作曲
・すみれ Das Veilchen K.476

シューベルト作曲
・ミューズの子 Der Musensohn Op.92-1
・ガニュメート Ganymed Op.19-3
・糸を紡ぐグレートヒェン Gredchen am Spinnrade Op.2
・魔王 Erlkönig Op.1

シューマン作曲
・愛の歌 Liebeslied Op.51-5
・ズライカの歌 Lied der Suleika Op.25-9
・ミニヨン Mignon Op.79-29

【第2部】
トマ作曲 オペラ《ミニヨン》より
・知っている、故郷を?〈君よ知るや南の国〉(ミニヨンのアリア)

マスネ作曲 オペラ《ウェルテル》より
・手紙の歌(シャルロッテのアリア)

オッフェンバック作曲 オペラ《ホフマン物語》より
・見ろ、震える弓の下で(ニクラウスのアリア)

ベルリオーズ作曲 《ファウストの劫罰》より
・激しい炎のような愛は(マルグリートのアリア)

この記事のみを表示するギリシャ神話の「オルフェオ」

未分類

先日シューベルトの「野ばら」を伴奏しましたが、ゲーテのこの詩、150以上もの曲がつけられているそうです。

そして本日の標題「オルフェオ」は、最も多くオペラとして作曲されている題材です。
(オルフェウス、オルペウス、オルフェ 国によって読み方が違います)
モンテヴェルディの「オルフェオ」、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」、オッフェンバックの「地獄のオルフェ」などが有名ですね。他にも最も古いオペラを書いたヤコポ・ペーリの「エウリディーチェ」、同じ台本でペーリより先に出版したカッチーニの「エウリディーチェ」、タイトル違えど同じ題材です。
ギリシャ神話の再興から始まったオペラですから、ギリシャ神話が題材になるのは当然ですが、「オルフェオ」人気はオルフェオが音楽の神アポロンの息子で、竪琴の名手であることが大きな要因であること間違いないでしょう。

ところでこの「オルフェオ」のもとのお話、その結末って皆さんご存知でしょうか?
台本によってその結末は様々なのですが、もとのお話はかなり残酷です・・・

あともう少しで地上、という所でとうとう振り返ってしまい、エウリディーチェは黄泉の国に戻ってしまうところまではご存知の通りです。
妻を失ったオルフェオは女を遠ざけ、その誘いに見向きもしませんでした。ディオニソス(バッカス)の祭りの日に女たちが興奮し、「私たちを侮辱した男」オルフェオの身体を八つ裂きにして、頭と竪琴を河に投げ入れました。頭だけになっても彼は歌っていたそうです。ミューズ達がその身体を集め葬り、竪琴はゼウスの手により星となりました。

怖いですね・・・


ダ・ヴィンチ プロデュースのオペラ「オルフェオ物語」公演情報とクラウド・ファンディング
↓↓クリックしてね♪↓↓
<クラウドファンディングページ>


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さて、音楽のみならず美術の世界でもこの題材は数多くの芸術作品を生み出しました。
私の好きな画家から

カミーユ・コロー「黄泉の国からエウリュディケを連れ出すオルフェウス」 
The バルビゾン!という絵ですね。美しい~~~
オルフェオ@コロー  

ギュスターヴ・モロー「オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘」
「サロメ」の絵でも首描いてますね。不吉な世紀末感が好きです。
オルフェオ@モロー

オディロン・ルドン「オルフェウス」
青色が美しいルドン、狂気を感じます。
オルフェオ@ルドン

この記事のみを表示するレオナルド・ダ・ヴィンチ

お知らせ

ダ・ヴィンチといえば、「モナリザ」を書いた画家として、もっとも有名ですが、
この方の『音楽プロデューサー』としての活動に焦点を当て、ダヴィンチ没後500年となる2019年に
ダ・ヴィンチ音楽祭 in 川口 vol.1
を開催する運びとなりました!

そしてその音楽プロデューサー・ダヴィンチが上演した、
オペラ「オルフェオ物語」を甦らせます!

わたくし音音(おとね)工房として、この音楽祭の準備に携わっております。
そんなわけでここでも情報アップしていきますので、読んで頂けたら幸いです。

まずは、オペラ上演の資金調達のためにクラウド・ファンディングを行っております。
大勢の方のご協力をいただきたく、ここにお願い申し上げます。
まずはこのオペラがどのようなものか、ご一読いただけたら嬉しい限りです。なんたって私が書きましたから(笑)

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きっと歴史的に意義のある公演になることでしょう!
こちらのフォローもお願い申し上げます。↓↓↓↓
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