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猫とワタシ

おと と おと と

~ピアニスト朴令鈴*音音(おとね)工房~

この記事のみを表示するおと と おと と vol.4 終了しました

演奏会

12月25日、クリスマスの日に第4回演奏会を開催しましたが、今回も大成功で終える事が出来ました!
前半を「ヴィルヘルム・マイスター」からミニヨンと竪琴弾き、フィリーヌをシューマンの作曲で、計9曲を簡単なあらすじと朗読を交えて、後半は「拝啓、ゲーテ様」と題して、作曲家から手紙が届きました、という設定で、それぞれの作曲家がどのようにゲーテと関わったか、みたいな事を紹介しながらお届けしました。
すみれ、糸を紡ぐグレートヒェン、魔王、といった有名どころと、レーヴェの魔王、ベートーヴェンのマーモット、メンデルスゾーン、ワーグナー、ヴェルディ、ブゾーニといった珍しいものも演奏しましたが、私の中で今回出会えて良かったなと思うのは、メンデルスゾーンと前半のシューマンでした。
シューマンはまた機会があったら、少し違う形で再演したいと思っています。

さて今回は、いつも素敵なチラシを作って下さるEnna Konomaさんが新潟からお越しくださいました。
私の欲張りな注文に応えていただき、いつもイメージ通りのイラストを描いて下さっています。
数年前にあるオペラのチラシで一目ぼれ、制作の方に連絡先を問い合わせて、第1回からお願いしています。

チラシ表2012_05_04_omote 452x637チラシ表

この素敵なチラシが一枚でも多く増えるように、これからも頑張って企画していくつもりです!

それと終演後に初めてちゃんと撮った写真、出演者とKonomaさん。
2013_12_25

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この記事のみを表示するおと と おと と vol.4

演奏会

もういくつ寝るとお正月~♪
あっという間の1年ですね。今年も残り10日を切りました。
皆様お忙しくお過ごしのことと思いますが、今年最後の演奏会を12月25日クリスマスの夜に企画しました。

~拝啓、ゲーテ様~と名付けて、ゲーテの詩による歌曲をお届けします。
それほどゲーテに興味ない方には、シューベルトvs レーヴェの「魔王」対決など如何でしょうか。
「魔王」も別に、という方にはシューマンのミニヨンもあります。「ミニヨンって何?」って思ったそこのアナタ、「冬ソナ」のヨン様の名前を思い出して。その名も「ミニョン」。そこにはゲーテに結びつく深〜い理由がある…のかどうか… ドイツリートのコンサートかと思いきや、ヴェルディ(イタリア語)もあります。

こんな感じで聴きどころ満載です♪
12/25 19〜 やなか音楽ホール
小泉詠子、初鹿野剛、朴令鈴
チケット3,500円

チラシ表



この記事のみを表示するゲーテの詩による歌曲

リートその他

Felix Mendelssohn メンデルスゾーン
Die Liebende schreibt Op.86-3
恋する女が書くことには

Johann Wolfgang von Goethe ゲーテ

Ein Blick von deinen Augen in die meinen,

あなたの瞳から私の瞳への眼差し
Ein Kuß von deinem Mund auf meinem Munde,
あなたの唇から私の唇への口づけ
Wer davon hat, wie ich, gewisse Kunde,
私のように、そのことを知ってしまった者は
Mag dem was anders wohl erfreulich scheinen?
他のどんな事が喜ばしく思えるでしょう?

Entfernt von dir, entfremdet von den Meinen,
あなたから遠ざかり、家族と疎遠になり
Führ' ich stets die Gedanken in die Runde
想いはいつも巡るばかり
Und immer treffen sie auf jene Stunde,
そしていつもあの時に行き当たる、
Die einzige: da fang' ich an zu weinen.
ただ一つの時、そこで私は泣き始めるのです。

Die Träne trocknet wieder unversehens:
涙はいつの間にかまた乾きます。
Er liebt ja, denk' ich, her, in diese Stille,
そう、彼はこの沈黙の中で愛していると、私は思うのです、
und solltest du nicht in die Ferne reichen?
そしてその愛は遠くて届かないというのでしょうか?

Vernimm das Lispeln dieses Liebewehens;
この恋の息吹のささやきを聞いて下さい、
Mein einzig Glück auf Erden ist dein Wille,
この世で唯一の幸せはあなたの心、
Dein freundlicher zu mir; gib mir ein Zeichen!
私への好意、そのしるしを私にお与えください!

この記事のみを表示するゲーテの詩による歌曲

リート:ベートーヴェン

Ludwig van Beethoven ベートーヴェン
Marmotte マーモット
Johann Wolfgang von Goethe ゲーテ

Ich komme schon durch manches Land,

もういろんな国をまわったよ
Avecque la marmotte,
このマーモットと一緒に、
Und immer was zu essen fand
いつも食べ物を見つけるのさ
Avecque la marmotte,
このマーモットと一緒に、
Avecque si, avecque la,
こっちもあっちも
Avecque la marmotte.
マーモットと一緒。

Ich hab' gesehn gar manchen Herrn,
色んな殿方見てきたよ
Avecque la marmotte,
このマーモットと一緒にね、
Der hätt die Jungfern gar zu gern,
彼ら若い娘がたいそう好きさ、
Avecque la marmotte,
このマーモットと一緒に
Avecque si, avecque la,
こっちもあっちも
Avecque la marmotte.
マーモットと一緒。

Hab' auch gesehn die Jungfer schön,
きれいな若い娘も見たよ、
Avecque la marmotte,
このマーモットと一緒に、
Die täte nach mir Kleinem sehn,
あの娘ら子供のおいらの面倒みてくれた、
Avecque la marmotte,
このマーモットと一緒に
Avecque si, avecque la,
こっちもあっちも
Avecque la marmotte.
マーモットと一緒。

Nun laßt mich nicht so gehn, ihr Herrn,
このまま行かせないでよ、ねえ旦那、
Avecque la marmotte,
マーモットと一緒に、
Die Burschen essen und trinken gern,
若い者らはよく食べよく飲むんだ、
Avecque la marmotte,
マーモットと一緒に
Avecque si, avecque la,
こっちもあっちも
Avecque la marmotte.
マーモットと一緒

この記事のみを表示するゲーテの詩による歌曲

リート:シューマン

Robert Schumann シューマン
Singet nicht in Trauertönen
悲しい調子で歌わないで

(Lieder Und Gesänge Aus Wilhelm Meister Op.98a)
Johann Wolfgang von Goethe ゲーテ

Singet nicht in Trauertönen
Von der Einsamkeit der Nacht.
Nein, sie ist, o holde Schönen,
Zur Geselligkeit gemacht.

悲しい調子で歌わないで
夜の孤独を
いいえ、夜は、素敵な皆みなさま
楽しい集いためにあるの

Könnt ihr euch des Tages freuen,
Der nur Freuden unterbricht?
Er ist gut, sich zu zerstreuen;
Zu was anderm taugt er nicht.

楽しみを遮る昼間を
貴方たちは喜ぶことができて?
昼は気を紛らわすにはいいけど
他のことには役立たず

Aber wenn in nächt'ger Stunde
Süsser Lampe Dämmrung fließt,
Und vom Mund zum nahen Munde
Scherz und Liebe sich ergießt;

でも夜の時間には
優しくランプの灯がともると闇が流れゆき
唇から寄り添う唇へと
戯れと愛が注がれる

Wenn der rasche, lose Knabe,
Der sonst wild und feurig eilt,
Oft bei einer kleinen Gabe
Unter leichten Spielen weilt;

すばやくて軽はずみなキューピット
普段なら奔放に情熱的に駆け回るのに
ささやかな贈り物にも
ちょっとした戯れにもしばしば足を止める

Wenn die Nachtigall Verliebten
Liebevoll ein Liedchen singt,
Das Gefangnen und Betrübten
Nur wie Ach und Wehe klingt;

ナイチンゲールが恋人たちに
愛をこめて歌を歌っても
恋に囚われ悲しむ者には
ただただ嘆きや苦しみのように響く

Mit wie leichtem Herzensregen
Horchet ihr der Glocke nicht,
Die mit zwölf bedächtgen Schlägen
Ruh und Sicherheit verspricht.

そわそわと心ときめき
鐘の音に耳を澄ますこともない
静けさと安らぎを約束する
12の入念な鐘の音

Darum an dem langen Tage,
Merke dir es, liebe Brust;
Jeder Tag hat seine Plage,
Und die Nacht hat ihre Lust.

だから昼の間に
気づいてね、いとしい人
昼はいつもその悩みを伴い
夜は夜の歓びがあることを