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猫とワタシ

おと と おと と

~ピアニスト朴令鈴*音音(おとね)工房~

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リクエストがあったので、しばらくまたネコのテンプレートにします

歌曲の更新は来週までお休み
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この記事のみを表示するシューマンのオペラ 「ゲノフェーファ」

リート:シューマン

Robert Schumann ロベルト・シューマン
Wenn ich ein Vöglein wär' もしも私が小鳥だったら op.43-1
Volkslied 民謡(「子供の不思議な角笛」)

Wenn ich ein Vöglein wär'
und auch zwei Flüglein hätt',
flög' ich zu dir.
Weil's aber nicht kann sein,
bleib' ich allhier.

もしも小鳥だったら
つばさがふたつあったなら
きみのもとに飛んでいくのに
でもそれが叶わない
ぼくはここでただひとり

Bin ich gleich weit von dir,
bin ich doch im Schlaf bei dir
und red' mit dir.
Wenn ich erwachen tu,
bin ich allein.

たとえ遠く離れていても
夢の中ではきみのそばにいて
きみとおしゃべりするんだ
でも夢から覚めると
ぼくはひとりぼっち

Es vergeht kein' Stund' in der Nacht,
da mein Herze nicht erwacht
und an dich gedenkt,
daß du mir viel tausendmal
dein Herz geschenkt.

夜、ぼくの心はひとときも眠らず
きみのことを想う
ぼくに何千回と
きみの心を贈ってくれたことを


年明け一番のお仕事は2月あたまの東京室内歌劇場オペラ公演「ゲノフェーファ」(シューマン作曲)の稽古でした。マエストロ(山下一史さん)もいらして毎日のように稽古が続いております。
数年前に芸大で合唱定期の演奏会としてこの作品を取り上げましたが、舞台での公演は今回が日本初演!世界でもあまり演奏されることのない作品ですが、とても素晴らしい音楽で日毎味わい深く感じております。

さて今日紹介したシューマンの二重唱の歌曲ですが、これと全く同じ曲が「ゲノフェーファ」の中に出てきます。そしてこの歌はドイツの民謡でドイツ人なら誰でも知っているそうです(そのように聞きました)。
先に紹介しました「子供の不思議な角笛」にも掲載されています(ヘルダー編「民謡集」にも掲載)。
民謡を集めた本に民謡が載っているのは当たり前なのでしょうけど、マーラーの角笛を紹介していなかったら気付かなかった事なので、なんともタイミングが良かったです。

民謡の方は長調で、シューマンの曲は似て非なる短調です。「夜汽車」という唱歌として日本では知られているそうです。私は知りませんでした。

シューマン 作品43-1 二重唱
民謡


2月4日、5日の「ゲノフェーファ」を、ぜひ観にいらして下さい!
公演、曲についての詳細は↓
東京室内歌劇場 制作部屋

この記事のみを表示する子供の不思議な角笛 ~ドイツ歌曲演習より

リート:マーラー

Gustav Mahler グスタフ・マーラー
Nicht Wiedersehen 二度と会えない
Des Knaben Wunderhorn ~「子供の不思議な角笛」

"Und nun ade, mein herzallerliebster Schatz,
Jetzt muß ich wohl scheiden von dir,
Bis auf den andern Sommer,
Dann komm ich wieder zu dir."


「さあお別れだ、最愛のきみ
もうきみと別れなければならない
次の夏まで
そしたらまたきみのところに戻ってくるよ」

Und als der junge Knab heimkam,
Von seiner Liebsten fing er an:
"Wo ist meine Herzallerliebste,
Die ich verlassen hab?"


そして若者は故郷に戻ってきて
彼の恋人を探した
「ぼくの最愛の人はどこにいるんだい?
ぼくが残していった彼女は?」

"Auf dem Kirchhof liegt sie begraben,
Heut ist's der dritte Tag.
Das Trauern und das Weinen
Hat sie zum Tod gebracht."


「あの墓地に埋葬されて横たわっているよ
今日で3日目だ
悲しみと涙で
あの子はは死んでしまった」

"Jetzt will ich auf den Kirchhof gehen,
Will suchen meiner Liebsten Grab,
Will ihr allweil rufen,
Bis daß sie mir Antwort gibt.


「すぐにその墓地へ行こう
僕の恋人の墓を探しに
彼女をずっと呼び続けに
彼女が返事をくれるまで

Ei, du mein herzallerliebster Schatz,
Mach auf dein tiefes Grab,
Du hörst kein Glöcklein läuten,
Du hörst kein Vöglein pfeifen,
Du siehst weder Sonne noch Mond!"
Ade, ade, mein herzallerliebster Schatz,
mein herzallerliebster Schatz, ade!


ああ、ぼくの最愛のきみよ
開けておくれ、きみの深い墓を
きみには聞こえない、鐘が鳴るのも
小鳥たちが鳴くのも
きみには見えない、太陽も月も!」
さようなら、さようなら、ぼくの最愛のきみ
最愛の恋人よ、さようなら!


もうひとつ「子供の不思議な角笛」から。通称「若き日の歌」と呼ばれるマーラーの「歌曲集」に収められた歌です。オーケストラ伴奏でよく演奏されますが、もとはピアノ伴奏で作曲されています。


Mahler:Nicht wiedersehen

この記事のみを表示する新春のお慶び申し上げます

リート:ヴォルフ

Hugo Wolf フーゴ・ヴォルフ
Frühling übers Jahr めぐる春
Johann Wolfgang von Goethe ゲーテ

Das Beet, schon lockert sichs in die Höh!

花壇がほぐれて盛り上がってきた
Da wanken Glöckchen so weiß wie Schnee;
そこでは雪のように白いスズランが揺れている
Safran entfalltet gewaltge Glut,
クロッカスは力いっぱいに伸びようと
Smaragden keimt es und keimt wie Blut;
エメラルド色に芽吹き、紅く芽をふくらます

Primeln stolzieren so naseweis,
サクラソウは居丈高に振舞い
Schalkhafte Veilchen, versteckt mit Fleiß;
お茶目なスミレはわざと隠れている
Was auch noch alles da regt und webt,
それだけでなく全てを動かし生み出すのは
Genug, der Frühling, er wirkt und lebt.
言うまでもなく春なのだ、春が生き生きと活動している

Doch was im Garten am reichsten blüht,
でも庭でもっとも豊かに花開くのは
Das ist des Liebchens lieblich Gemüt.
それは恋人の愛の心
Da glühen Blicke mir immerfort,
絶えず私を見つめる眼差しが燃えている
Erregend Liedchen, erheiternd Wort,
湧きあがる歌、晴々しい詩

Ein immer offen, ein Blütenherz,
いつも率直で花のように美しい心
Im Ernste freundlich und rein im Scherz.
真剣さには親しく、冗談には素直に応える心
Wenn Ros und Lilie der Sommer bringt,
夏がバラやユリを運んできても
Er doch vergebens mit Liebchen ringt.
恋人にはかないはしない


Wolf:Frühling übers Jahr


あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

あっという間の三が日でしたが皆さまいかが過ごされたでしょうか。
私のお正月は家族で集まり、例年通りの大宴会、マージャン大会、箱根駅伝(テレビ鑑賞)でした。
これでこそ年越し気分なのですが、年ごとに新年へと押し出される感が増します。
健康で有意義に過ごせたらと思います。
皆さまもどうぞ良いお年をお迎え下さい。

新春ということで春の歌をお届けします。